株式投資では「株価が割安か、割高か」を判断するために、
PER / PBR / BPS / PSR といった指標がよく使われます。
しかし同時に、
「日経平均のPERはどう計算されるの?」
「EPSはなぜ毎日変動するの?」
「個別株の指標はどこで確認できる?」
など、初心者がつまずきやすいポイントもあります。
この記事では、
初心者から理解できる“超わかりやすい指標まとめ” として整理しました。
株式投資の基本指標:PER・PBR・BPS・PSRとは?
PER(株価収益率)とは?
PER=株価 ÷ EPS(1株あたり利益)
企業が生み出す「利益」に対して株価が何倍で買われているかを示す指標です。
▶ 目安
- 10倍以下:割安
- 15倍前後:平均的
- 20倍以上:期待値が高い
▶ 注意点
- 利益が赤字だとPERは計算できない
- 景気敏感株はPERが乱れやすい
PBR(株価純資産倍率)とは?
PBR=株価 ÷ BPS(1株あたり純資産)
企業が保有する純資産(解散価値)に対して株価が高いのか安いのかを見る指標。
▶ 目安
- 1倍未満:割安(解散価値以下)
- 1〜2倍:標準的
- 2倍以上:期待値が高い企業
BPS(1株あたり純資産)とは?
BPS=企業の純資産 ÷ 発行株式数
企業を“1株ぶんに割り戻した価値”を表します。
財務が安定しているかを見る材料にも。
PSR(株価売上倍率)とは?
PSR=時価総額 ÷ 売上高
利益ではなく「売上」を基準に株価の割安・割高を見る指標。
IT企業や成長株、赤字のスタートアップなどで使われます。
▶ 目安
- 1倍以下:割安
- 1〜5倍:標準〜期待値あり
- 10倍以上:強い成長期待を織り込み
日経平均のEPSはなぜ毎日変動する?その理由をわかりやすく解説
日経平均のPERを考えるときに欠かせないのが EPS(1株あたり利益)。
ただし、このEPSは 毎日変動します。
その理由は次の4つです。
① 採用225銘柄の「予想利益」が随時更新されるため
日経平均は「225銘柄の予想EPSの合計」から算出されるため、
企業が決算で上方修正・下方修正をすると、
指数全体のEPSも変わります。
決算シーズンは特に大きく動きます。
② 株式分割・併合で“指数の除数”が調整されるため
日経平均は単純平均株価の指数なので、
どれか1社が株式分割をすると指数計算のために 除数 を調整します。
この除数の変更に伴い、
日経平均EPSも再計算される → 日々変動する という仕組みです。
③ 銘柄入れ替えがあるとEPSの“中身”が変わるため
構成銘柄が入れ替われば、採用される企業の予想利益も変わり、
EPSも当然動きます。
④ 毎日終値ベースで指数EPSを再集計しているため
日経平均のEPSは 毎営業日、終値で最新化 されています。
そのため、利益自体が変わっていない日でも、
指数調整や配列更新によって小さく動きます。
日経平均のEPSを最新で確認する方法(一般投資家向け)
結論からいうと、
日経平均のEPSを自分で計算することは不可能 です。
なぜなら、
- 225社の予想EPS
- 浮動株調整
- 除数調整
- 分割・併合の反映
- 国際会計基準の混在
- 決算更新のタイムラグ
といった複雑なデータを、
日経新聞社とQUICKだけが保有している ためです。
EPSの最新値を見る方法(確実)
① 日経新聞(公式)→ 最も正確
「日経平均 バリュエーション」ページで
PER・PBR・EPS が毎日更新 されています。
② 各証券会社のマーケット情報
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 野村證券
などが、日経の配信データをそのまま掲載しています。
③ Bloomberg/QUICK端末(有料)→ プロ仕様
最も早いが一般投資家は不要。
まとめ:指標を理解すると投資判断が一気に楽になる
この記事で紹介した指標は、
銘柄の“割安・割高”を判断するうえで欠かせない基礎データです。
- PER → 利益に対して割安?
- PBR → 資産に対して割安?
- BPS → 企業の価値そのもの
- PSR → 成長企業の評価指標
- EPS → 日経平均のPERを決める重要パーツ
そして、最新データを確認するには
証券会社や日経公式ページが最も正確 です。
あなたの投資スタイルに合う分析方法を見つけてみてください。

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